平成から新しい元号へと時代が代わるこの時期に、わずか数年前には想像すらできなかったであろう多くの不安材料が私たちの目の前で急展開しています。主要国を巻き込む地政学的緊張が高まり、貿易摩擦や反移民感情の高まりなど、近年のグローバル化の潮目が急変することを予想していた人はいたでしょうか。人々は自然環境の変化を異常気象や生態系の変化として世界中で実感し、温暖化を否定する声は聞こえなくなっています。また、データ規制や知的財産流出への懸念はグローバルサプライチェーンに大きな変更を強い、オープンイノベーションがもたらすと期待された未来像を変更せざるを得ないかもしれません。AIがもたらす未来に、自分や子や孫の職はあるのか。不安材料は枚挙に暇がないと言えるでしょう。
そして2019年は、日本にとってオリンピックへの助走期間となり、ラグビーワールドカップなど世界の注目が集まる年となります。スポーツ界に限らず、国内では通用した日本特有の慣習やコミュニケーションを見直す必要があることは、昨年頻発したスキャンダルが瞬時に海外に拡散されたことを見ても明らかです。
エデルマンでは、2000年より主に政府、企業、メディア、NGOに対するグローバルな信頼度調査である「エデルマン・トラストバロメーター」を毎年実施しています。本年度の調査は2018年10月19日から11月16日にかけて、世界27カ国、約33,000人を対象に実施され、人々の社会の制度やシステムに対する信頼や、CEOや雇用主に対する信頼といったテーマを深堀りしています。
本セミナーでは、「2019 エデルマン・トラストバロメーター」の日本の調査結果を発表した後、「いま企業が取り組むべき課題と信頼」をテーマにパネルディスカッションを行います。不安感が覆う社会において、ステークホルダーの信頼を勝ち得るために私たちは何をするべきなのか、皆様と議論を深められる機会になれば幸いです。
ご出席頂ける際は、お手数ではございますが、2月22日(金)までに、以下リンクよりお申し込みくださいますようお願い申し上げます。
開催概要
日時:2019年2月26日(火) 15:30-17:00(15:00 受付開始)
会場:fabbit Global Gateway "Otemachi"
(千代田区大手町2丁目6−1 朝日生命大手町ビル2F)地図
使用言語:英語/日本語(同時通訳)
主催:エデルマン・ジャパン株式会社
定員:100名(先着順)
参加費:無料
プログラム
第1部 (15:30-16:00):講演「2019 エデルマン・トラストバロメーター」日本の調査結果発表
エデルマン グローバル調査部門 エグゼクティブ・ディレクター トニア・リーズ
第2部 (16:00-17:00):パネルディスカッション & 質疑応答
パネリスト:
株式会社インフォバーン 代表取締役CEO 今田素子 様
株式会社Deportare Partners 代表 為末大 様
北海道大学 法学研究科 教授 吉田徹 様
モデレーター:
エデルマン・ジャパン株式会社 ディレクター 加藤葉子
お問い合わせ先:エデルマン・ジャパン(担当 大野)
Email: TrustBarometerJapan@edelman.com